県内第1号認定に第22プリンスマンション~北九州市役所で認定通知書交付式

 マンション管理適正化法に基づく管理計画認定制度で、北九州市は第22プリンスマンション(八幡西区穴生4)を認定しました。福岡県内での認定は初めて。4月18日、北九州市役所で認定通知書交付式があり、上村周二・建築都市局長が同マンション理事長の引間金夫さんに通知書を手渡しました。上村局長は「県内でも初めてということで非常に誇らしい。理事長はじめいろんな方々が努力されたのだと思っています。これから第2号、3号と認定マンションを広め、北九州市のマンションは住みやすいということを広報していきたいと考えています」と話しました。

 一方、引間さんは福岡県マンション管理士会に所属するベテランマンション管理士であり、4年前から第22プリンスマンションの理事長を務めているとのことです。認定通知書を受け取った引間さんは「当マンションは築42年で建物の老朽化と住民の高齢化という“二つの老い”が進行しています。外部管理者として苦労したのは、現行から約2・5倍にする修繕積立金の値上げでしたが、総会では圧倒的多数で承認されました。認定制度への申請にあたってはどのマンションも苦労するであろう修繕積立金の値上げをしていたことで基準をクリアできました。市の独自基準である地域活動への参画、防災へ向けた取り組みも高齢者や一人暮らしの人々への声掛け、防災マニュアルの作成などを進めています。今後も住民が安全安心に暮らすことができ、地域社会との共生を図れるよう管理運営の向上に努めてまいります」と話しました。