北九州市「分譲マンション実態調査」(4) 大規模修繕の苦労「業者選定」55・5% 

耐震診断実施の有無について、1981年以前のマンションでは「なし」が51・5%、耐震工事の実施については同様のマンションで「なし」が58%。長期修繕計画の作成状況については、「作成済み」が45・8%で最も高く、次いで「作成の予定はない」が24・7%、「作成を予定している」は19・8%でした。なお、築30年程度経過したマンションでは「作成の予定はない」が31・2%となっています。また、大規模修繕については実施経験がある管理組合は88・1%で、工事内容は「外壁の塗装等」が96・4%で最も高く、次いで「屋上防水」が87・3%、「鉄部の塗装等」が69・5%。大規模修繕時に苦労した点は「業者の選定」が55・5%で最も高く、次いで「入居者等の同意を得ること」が34・6%、「修繕を行うかどうかの判断」が31・8%でした。