不動産経済研究所は、2021年の全国新築マンションの1戸当たりの平均発売価格が前年比2・9%上昇の5115万円だったと発表しました。5年連続で過去最高値を更新し、初めて5000万円を突破しました。利便性と資産価値の高い都市部のマンションが人気で、地価や人件費の上昇を背景に価格が高騰しているということです。また、全国の発売戸数は前年比29・5%増の7万7552戸。新型コロナウイルスの感染拡大で多くのモデルルームが閉鎖されて発売が減った前年の反動が出た形です。22年の発売戸数は3・3%減の7万5000戸と予想。首都圏では増えるものの、その他の地域では多くが減少すると見込んでいます。