北九州市SDGs防災サポート~小倉南区・シャルム若園での実践
北九州市が4年前から進めているSDGs防災サポート事業。シャルム若園マンション(小倉南区蜷田若園2)の防災・減災計画づくりを支援する第1回会議が16日、小倉南生涯学習センターでありました。マンション住民ら約10人が参加。市の協力団体である福岡県マンション管理士会理事で山下マンション管理士事務所の山下誠吾代表がサポーターとして司会・進行役を務め、シャルム若園管理組合は大地震が起きたとの想定で備蓄を主とする計画を立てることを決めました。7月21日に第2回会議を開き、具体的な備蓄計画を盛り込んだ防災計画を策定します。
SDGs防災サポート事業は、想定される災害とその対策として避難、備蓄、研修等から一つを選択し、計画づくりを進める取り組み。まずは具体的な計画を一つ作ることで住民の防災意識を高め、その結果を他の災害対策にもつなげる持続的な活動を目指します。この日は、山下代表がSDGs防災サポート事業の概要や、北九州市における過去の大災害、地域ぐるみの防災計画づくりの重要性などを解説。その後、参加者が懸念される災害、個々の「自助」としての備え、住民同士の協力による「共助」の可能性などを話し合い、大地震の際に役立つ備蓄計画を練ることを決めました。次回は具体的なアイデアを出し合い、計画を策定します。