ウェルとばたセミナー開催~北九州市SDGs防災サポートテーマに~
一般社団法人福岡県マンション管理士会は8月4日、北九州市戸畑区のウェルとばたで恒例の無料セミナー&相談会を開きました。山下マンション管理士事務所の山下誠吾代表が講師を務め、「どうする? マンションの防災・減災~北九州市SDGsサポート実践編」と題して講演しました。SDGs防災サポートは市が4年前から実施している地区防災計画づくりで、町内会や商店街、マンションなど自由な単位で防災計画づくりを進めるものです。マンションではこれまで一つの実践例があり、今回が二つ目。6、7月に小倉南区のシャルム若園(築41年、戸数28戸)で行いました。
まず山下代表がSDGs防災サポート事業について解説。北九州市で起こり得る災害や、準備すべき対策などについて説明しました。その後、シャルム若園での防災計画づくりに言及。2回会議を開き、1回目が対象とする災害を地震と決め、2回目にその具体的な対策を話し合ったことを報告しました。結果は後日、シャルム若園の世話人、山崎富士夫さんが1枚のペーパーにまとめ、各戸に配布したとのことです。セミナーには山崎さんも来場し、「防災を考えるいい機会になりました」と話し、マンション管理センターが発行している冊子「マンション管理組合のための震災対策チェックリスト」等を参考に防災・減災に取り組んでいくとの決意を述べられました。
市はSDGs防災サポートに参加した団体には、簡易トイレや飲料水等の防災グッズを支給することにしています。詳しくは担当部署の危機管理室にお聞きになってください。