環境の日の5日、北九州市は「気候非常事態宣言」を表明しました。地球温暖化に伴う気候変動問題への危機感を共有し、脱炭素社会の実現へ向けて取り組みを加速するとのこと。既に全国約60自治体が宣言しています。宣言は、2016年策定の市地球温暖化対策実行計画を今夏までに改訂し、風力発電など脱炭素エネルギー供給体制を構築、また環境問題でアジアを中心に国際協力に務めるなどとしています。市は20年10月に50年までに二酸化炭素(CO₂)排出実質ゼロを目指す「ゼロカーボンシティ」を宣言。21年3月には市議会が気候非常事態宣言し、脱炭素社会へ政策の推進を求める決議を全会一致で可決しています。